MT4(MetaTrader4)は、通貨ペアチャートに簡単に各種インジケーター(Indicator)を表示させることができます。

チャートにインジケーターを表示させることで、売買のサインを判断することができるようになります。この記事では、パソコン版MT4にインジケーターを表示する方法をパソコン画面にてご紹介しています。

外部サイト スマートフォンMT4でインジケーターを表示する方法

インジケーターは、英語表記で「Indicator」です。

日本語の言い方は、インジケーター・インジケータ・インディケーター・インディケータなど人により異なりますが、当サイトでは「インジケーター」に統一しています。

目次

MT4のナビゲーターからインジケーター表示

パソコン版MT4は、MT4画面左側の「ナビゲーター」からご希望のインジケーター名を選択して、チャートへドラッグ&ドロップするだけでインジケーターが表示されます。

MT4インジケーター表示

チャートへインジケーターを表示させるには、たったこの操作だけです。

TradeviewのMT4は、最初から数十種類のインジケーターが入っています。

代表的なMT4インジケーター

MT4に限らずインジケーターの種類は数百種類ありますが、世界的にFX取引が始まった1990年代から一般的に使われているインジケーターは今も昔も変わりありません。

特に下記の5種類のインジケーターは、機関投資家やファンドなどプロも利用する代表的なインジケーターです。代表的なインジケーターの正しい使い方を身につけることで、FX取引に役立たせることができるようになります。

インジケーターの表示例

代表的なインジケーターの中から、例としてMoving Average(移動平均線)をチャートに表示させる方法をご紹介します。

MT4画面左側の「ナビゲーター」→「インディケータ」→「トレンド」→「Moving Average」を選択して、マウスの左クリックを押しながら表示させたいチャートの上で左クリックを離します。(ドラッグ&ドロップ)

MT4インジケーター表示例

インジケーターのプロパティが表示されるので、ご希望に応じて変更し「OK」ボタンをクリックします。

MT4移動平均線表示方法

移動平均線は、「期間」「移動平均の種別」「スタイル」の3項目を最低限変更すればOKです。

スタイル項目は、グラフの色や太さを変更できます。

移動平均線の期間

移動平均線の期間とは、過去のローソク足において設定した期間の本数分の平均値をグラフに表示していることを意味します。

期間を「14」にした場合は、過去14本分の平均値をグラフにあらわしていることになります。

日足チャートに期間14の移動平均線を表示した場合は、14日分の移動平均線となり、1時間足チャートに期間14の移動平均線を表示した場合は、14時間分の移動平均線となります。

設定する期間の目安

移動平均線の期間を設定する目安は、チャートの時間足により異なります。

為替市場は土日が休場のため、1週間や1ヶ月などの区切りのよい期間の平均値を表すのに、日足チャートでは5日や22日などが多く使われます。

時間足移動平均線の期間
15分足4、8、12、16、20、24、48、64、96など
1時間足4、8、12、24、36、48、72、96、120など
日足5日、10日、20日、22日、25日、50日、75日、100日、200日など
週足13週、26週、52週など
月足12ヶ月、24ヶ月、60ヶ月など

移動平均線の種別

移動平均線の種別とは、移動平均線の種類のことをいいます。移動平均線は、下記のように4種類あり、それぞれ表示したときのグラフが少しずつ異なります。

  • 単純移動平均線(MA):MT4の表記は「Simple」

  • 指数移動平均線(EMA):MT4の表記は「Exponential」)

  • 平滑移動平均線(SMMA):MT4の表記は「Smoothed」

  • 加重移動平均線(WMA):MT4の表記は「LinearWeighted」

一般的には、単純移動平均線(Simple)や指数移動平均線(Exponential)を選択します。

以上でチャートに移動平均線を表示できます。

MT4移動平均線表示例

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