cTrader(シートレーダー)パソコン版でチャートに水平ラインとトレンドラインの引き方と活用方法についてご紹介します。
cTraderは、シンプルな画面構成でありながら自動売買やカスタムインジケーター、アラート機能など含め、多くの機能を備えた取引プラットフォームです。
目次
cTraderで水平ラインやトレンドラインを引く方法
cTrader右側のツールバーのラインアイコンにマウスのカーソルをあて、「水平ライン」「トレンドライン」からご希望のラインをクリックして選択します。
その他、ラインアイコンからは「垂直ライン」「斜線」を選び引くこともできます。
ラインを引きたいチャートの上で左クリックを押しながら、ご希望の位置へ動かして表示させます。
以上の簡単な操作で水平ラインとトレンドラインをチャートに引くことができます。
水平ラインの正しい引き方
水平ラインとは、過去のチャートの高値と高値、安値と安値同士を水平に結んだ線のことをいいます。
いつも自身が取引するチャートの時間足にて、過去に反発や反落が集中する高値や安値同士を線で結んでいきます。どの時間足に水平ラインを引いても良いですが、15分より1時間、1時間より4時間と長い時間足になるほど抵抗線と支持線の役目が強くなります。
上記チャート例の丸印は、反発や反落するポイントを表しています。
線を結ぶポイントはあまり神経質にならずに、大体の反転するポイントのエリアで線を結んでいくのがコツです。
尚、水平ラインは、線と線の間が等間隔になることが多いのが特徴です。
トレンドラインの正しい引き方
トレンドラインとは、過去のチャートにおいて高値と高値、または安値と安値同士を斜線で結んだ線のことをいいます。
高値同士、安値同士を結ぶ点は水平ラインと同じですが、トレンドラインの場合、結んだ線は右肩上がりや右肩下がりの斜線となります。
過去の価格から切り上げて上昇している場合は、安値同士を結ぶ。 = 上昇トレンド
過去の価格から切り下げて下落している場合は、高値同士を結ぶ。 = 下落トレンド
上記チャート例のように、トレンドラインは相場の状況に応じて複数本引くことができます。
複数本トレンドラインを引き、すべて同じトレンドのラインになっている場合は、その上昇・下落相場が続くことを意味しています。
また、トレンド発生中の下げ幅や上げ幅は、ほぼ等しくなることがあります。
水平ラインやトレンドラインを修正・削除する方法
表示させた水平ラインやトレンドラインなどの各種ラインは、位置も含め線の色などを修正することができます。
修正または削除したいラインの上で右クリック → 修正したい項目を修正し「OK」ボタンをクリックします。
「線の種類」「表示位置(価格)」「コメント」「重複おぶじぇくと(コピー)」「削除」の各項目を選択修正できます。
また、ラインを左クリックで押しながら移動することもできます。
削除したい場合は、「削除」ボタンをクリックすると即時削除できます。
水平ラインとトレンドラインの活用例
水平ラインを活用した取引例
水平ラインは、今後もこのラインで価格が反発や反落する確率が高いことを意味しています。
価格が水平ラインの上にある場合は、支持線(サポートライン)として機能し、価格が水平ラインの下にある場合は、抵抗線(レジスタンスライン)として機能します。
支持線に価格が到達したら買い、抵抗線に価格が到達したら売りというような取引をすることで利益を上げることができます。
トレンドラインを活用した取引例
トレンドラインは、上昇トレンドは支持線(サポートライン)となり、下落トレンドは抵抗線(レジスタンスライン)となります。
支持線では、価格が反発しやすく、抵抗線では価格が反落しやすい傾向にあり、それぞれのトレンドラインを抜けると相場トレンドが転換する傾向にあります。
上記チャート例は、上昇トレンド(青線)にもう一本平行してトレンドライン(赤線)を引いています。
上昇トレンドの支持線では買い注文をし、平行して引いた上のトレンドラインでは売りというような取引で利益を上げることができます。(下落トレンドでは、反対の取引方法となります。)
また、上げ幅下げ幅がほぼ等しくなる水平ライン(オレンジ点線)を参考に売買をすることもできます。
水平ラインもトレンドラインも、抵抗線や支持線での反発や反落がいつも同じように機能するわけではないので、支持線や抵抗線手前で価格が反転した場合は早めの利確を行い、新規注文をしたあとに反対の方向へ動いてしまった場合は早めの損切りをすることも大切です。
cTraderでチャートに水平ラインとトレンドラインを引く方法と取引方法まとめ
cTrader右側ツールバーのラインアイコンから線を引くことができる
ドラッグにして各種ラインを動かせる
線を選択し右クリックで修正・削除可能
安値同士、高値同士を線で結ぶ
価格の下にある線は支持線となる
価格の上にある線は抵抗線となる
トレンドラインは並行してもう一本引くと売買タイミングが分かりやすい